ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(13)個人的なことを公にする
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
個人的なことを公にする to air one’s dirty laundry
This means to make private problems publically known
airを動詞で使うと、「公表する、吹聴する」という意味があります。番組を放送するのもairを使いますが、電波に乗せて公にすることです。確かに汚れ物をわざわざ人目にさらす必要はありません。
例文
- I can’t believe that the politician went on TV last night to air his dirty laundry like that.
- Let’s keep management disagreements inside the boardroom. There is no point in airing our dirty laundry in front of our investors and employees.
1. その政治家があんな事実を公表するために昨晩テレビに出たなんて信じられない。
2. 経営陣の不和は重役室の中にとどめておこう。投資家や従業員に公表する必要はないから。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(12)財務書類を改ざんする
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
財務書類を改ざんする doctor the accounts
this means to falsify or report information inaccurately
これは、情報を不正確に改ざんもしくは報告することを意味します。
例文
- That company has been accused of doctoring their financial records for past five years
- Some accountants at my company were discovered to have been doctoring our accounts.
1.その会社は、過去5年間にわたって帳簿を改ざんしていたことで告発されている。
2.私の会社の会計士の幾人かが、財務書類を不正操作していたということで見つかってしまった。
Doctorといえば即お医者さんと、だれでも知っている単語ですが、動詞のdoctorには(文書、証拠などに)不正な変更を加える、改ざんするという意味もあり、ここではその意味で使われています。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(11)時間と戦いながら行う
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
時間と戦いながら行う to do something against the clock
this means that you have very little time to do something
時間に追いかけられながら何かを成し遂げるイメージです。
例文
- The doctors are working against the clock to save the gunshot victim
- It was a race against the clock to get the design sent off by the deadline.
1. 銃で撃たれた被害者を救うために、医師たちは時間との戦いをしている。
2. 締め切りまでにそのデザインを送付するため、時間に追われている。
時間に関連した表現でおもしろいのがあります。at the eleventh hourで、最後の土壇場にという意味です。私は、シンデレラが12時前に帰らないと魔法がとけてしまうシーンを想像するのですが、語源はわかりません。
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ネイティブが教えるビジネス英語口語表現(10)火に油を注ぐ
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
火に油を注ぐ to add fuel to the fire
this means to make a bad situation worse
このidiomは日本語と同じで、日本でも「火に油を注ぐ」という表現はよく使われます。
それでなくても悪い状況をますます悪くすることです。
例文
- If you have to fire an employee, don’t add fuel to the fire by insulting them too.
- The two countries have always been at odds, and the current situation only adds fuel to the fire.
1.従業員を解雇しなければならないなら、軽蔑したりして、彼らの感情を逆なでしてはいけない。
2.この2つの国はいつも反目していて、現状ではますます火に油を注いでいる。
at odds もidiomで、「相争って、不和で」を意味します。ついでに、oddsは賭け率、オッズのことでThe odds against your passing the final exams are 100 to oneなんて言われたら絶望的ですね。1%しか合格する見込みがないということです。even oddsなら五分五分なんですけれどもね。