ネイティブには通じない日本語英語(7)ハイテンション
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(7)ハイテンション
This word is often used to describe someone who is very energetic. A similar natural term for this is “highly strung”. In English high tension is used to describe wires that are capable of operating under very high voltages
Incorrect usage.
He is very high tension
Instead: He is very highly strung.
Correct usage
Those high tension wires are dangerous.
解説
High tension (ハイテンション)という言葉を“非常に活気のある”という意味で使う方がいます。
しかし、英語では、上の説明にあるとおり「高圧電流の」という意味になってしまい、語り手が意図した「彼は非常にエネルギッシュだ」という意味が全く伝わりません。
では、high tension はどのように使われるかといえば、
例えば high tension battery 高圧電池 high tension circuit 高圧回路Those high tension wires are dangerous. 高圧電流が流れている電信線は危険である、等々です。
ですから、下の例のように high tension はhighly strung と言いかえましょう。
Incorrect usage:
He is very high tension
Instead:
He is very highly strung. 彼は元気旺盛だ。
関連して
In high spirits 意気揚々として
In low spirits 落胆(意気消沈)して
Out of spirits 元気のない、意気消沈した
We were feeling out of spirits after so many days of rain. (何日も雨が降り続いたあとで、気がめいっていた)・・・・・・今の季節にぴったりですね。
これらも覚えておくと便利な idiomです。
ネイティブが教える英語コラム その他の記事
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ネイティブには通じない日本語英語(6)ナッシング
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(6)ナッシング
In Japanese the direction of this word is used frequently in responses to questions, but in English this word is rarely used.
Incorrect usage:
- Do you have any questions?
- Nothing.
Instead: No/I’m ok
In Ichinomiya, fun places is nothing.
Instead: There are no fun places in Ichinomiya.
I’ll have the burger. Cheese is nothing.
Instead: I’ll have the burger without cheese.
解説
私たちは、何か英語で質問されて答えるべきことが何もない場合、nothing を使うケースが多いようですが、英語ではnothingはそのような使われ方はほとんどしません。
In Japanese the direction of this word is used frequently in responses to questions, but in English this word is rarely used.
Incorrect usage:
- Do you have any question? (何か質問はありますか?)
- Nothing. (何もありません)
Instead:
No/I’m ok. このように答えるべきです。簡単なようですが、意外と間違いやすいケースです。
さらに、間違った使い方と正しい使い方を述べます。
In Ichinomiya, fun places is nothing. (一之宮にはおもしろい所なんかどこにもない)・・・・・・一之宮の皆さんごめんなさい(‘;’)
Instead: There are no fun places in Ichinomiya.
I’ll have the burger. Cheese is nothing. (バーガーをください。チーズは入れないで)
Instead: I’ll have the burger without cheese.
ここで少し英英辞典を調べてみましょう。
- Nothing means not a single part of thing, or not a single part of something.
- You use nothing to indicate that something or someone is not important or significant.
このような定義が見られます。1は上で説明があったとおりですが、2は、あるもの(人)が重要でない、取るに足らないという意味になってしまいますので、 使い方によっては思わぬ侮辱ととられるおそれもあるかもしれません。
答えるものがないときは、nothing を使わずno と言いましょう。
ネイティブが教える英語コラム その他の記事
ネイティブには通じない日本語英語(5)スマート
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(5)スマート
In Japanese this word refers to someone who is very slim with very little body fat. In English this refers to higher than average mental capabilities.
Incorrect usage:
I like men who are smart.
Instead:
I like men who are slim.
Correct usage:
She got a 990 on the TOEIC exam! Wow, she must be so smart.
解説
みなさんはどういう状況でsmartを使っていますか。きっと「もう少しスマートにならないと去年の服が着られなくなってしまう」「今度の新入社員は、とてもスマートね」等々ではないですか。
でもちょっとお待ちください。英語(とくにアメリカ英語)では、smartはbright, cleverの意味でつかわれるのが普通です。
私はスマートな男性が好き、と言うつもりで、
I like men who are smart.
というのは、英語ネイティブにとっては「私は頭のいい男性が好き」という意味になってしまいます。
Instead:
I like men who are slim. (私は細くてすらっとしている男性が好き)
Correct usage:
She got a 990 on TOEIC exam! Wow, she must be so smart.
(彼女はTOEICで990点も取ったんですって。すごく頭がいいに違いないわ)
この例題からもわかるように、カッコイイ!という意味で余り smart を連発するのはスマートではありませんね。
ただし、イギリス英語では smartに neat and trimという、日本で使われるスマートの意味もありますから、時と場合を選びましょう。
A smart person is wearing neat attractive cloths and has a generally tidy appearance. (スマートな人はきちんとした魅力的な服装で、通常、際立った容姿をしている)