ネイティブには通じない日本語英語(12)ドントマインド
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(12)ドントマインド
This phrase is often used to tell someone experience anxiety not to worry about it. Baseball players may say this to their teammates when they performed less than satisfactorily or make a mistake during a play.
Incorrect usage
Don’t mind! We can score more points in the 9th inning!
Instead: Don’t worry (about it)! We can score more points in the 9th inning!
Correct usage:
I don’t mind if you show up a little late, but try to get to the movie theater before the previews start.
- Do you mind if I turn up the AC?
- No, I don’t mind at all.
解説
ドントマインドあるいはドンマイは、“気にするな!”と仲間を元気づける場合によく使われます。
代表的な例では、野球選手がチームメイトに「ドンマイ、ドンマイ」と声をかけて、不利な状況にめげないように励ましたりします。
Incorrect usage: 間違った用例
Don’t mind! We can score more points in the 9th inning! (ドントマインド!9回に得点できるさ)
Instead: 正しく言い換えた例
Don’t worry (about it)! We can score more points in the 9th inning! (心配するな!9回に得点できるさ)
Correct usage: 本来の使い方
I don’t mind if you show up a little late, but try to get to the movie theater before the previews start. (少し遅れても気にすることはないけど、予告編が始まる前に映画館に来るようにしてね)
- Do you mind if I turn up the AC? (冷房をゆるめてもいいですか)
- No, I don’t mind at all. (はい、いいですよ)
★間違いやすい yesと no
上のBで Yes, I don’t mind と言ったとします。これは英語的にも間違っていますが、「はい」なんだからと、反射的に yes と言ってしまう場合がよくあります。もしYes, I do mind なら英語的には正しいのですが、意味は全く反対の「いいえ、そのままでお願いします」となってしまいます。yesとnoの使い方は、頭で理解していても、とっさに正しく反応できないことがありますから、注意しましょう。
Do you mind if I smoke? と尋ねられて、たばこが嫌いなら、はっきり yesと断りましょう。その後、 I’d rather you didn’t と加えれば、とても丁寧な言い方になりますから、断ったからといって気を悪くされることはないでしょう。
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通常レッスン開講のお知らせ及び秋期集中講座開講のご案内
生徒各位
1.通常のレッスン開講のお知らせ。
長い夏休みが終わり、8月22日より通常のレッスンが始まります。
トーク・アベニューでは、すでに講師陣の準備も整いクラスの開講を楽しみにしています。
みなさま、スケジュールを調整いただき受講にお越しくださいますようお待ちしています。
2.シルバーウィーク短期集中英語・英会話講座のご案内
トーク・アベニューでは9月21日から23日の3日間、シルバーウィーク短期集中英語・英会話講座を開講いたします。
お申し込みは、当校受付にて順次承らせていただきます。
詳細は以下をご覧ください。
トーク・アベニュー教育研究室
ネイティブには通じない日本語英語(11)マイイメージ
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(11)マイイメージ
This phrase is often used in situations to describe one’s preconceived notions and perceptions of someone or something. Although it is a useful phrase, there are more natural phrases which can be used instead.
Incorrect usage:
In my image, the tap water in Osaka doesn’t taste very good.
Instead, I imagine that the tap water in Osaka doesn’t taste very good.
Also, I heard that the tap water in Osaka doesn’t taste very good.
解説
In my imageは、先入観に基づいて何か意見を述べるようなときによく使われるようです。便利な表現かもしれませんが、もっと自然な言い方があります。
Incorrect usage:
In my image, the tap water in Osaka doesn’t taste very good. (私が思うに、大阪の水道水は余りおいしくない)
Instead:
I imagine that the tap water in Osaka doesn’t taste very good. (意味は上に同じですが、in my imageより I imagineとする方がはるかに英語らしい表現です)
I heard that the tap water in Osaka doesn’t taste very good. (こちらも I heard を使うことにより、柔らかな言い回しになっています)
水道水 tap water( running waterでも可)は、まずい水の代名詞であった時代があります。特に大都会ではそうでした。でも、最近は東京、ニューヨークの水は清潔でおいしく生まれ変わっているようです。特にニューヨークでは、前市長の Giuliani 氏の努力により、水道水が非常に高い評価を受けていて、“Giuliani”ブランドのペットボトルも販売されているとか。東京でも、ミネラルウオーターとの飲み比べの結果、遜色なしとの評価を受けているようです。
私たちの命の水が安心して美味しく飲めるようになったことは、うれしいニュースですね。熱中症予防のためにも、こまめに水分の補給を行いましょう。
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ネイティブには通じない日本語英語(10)コンセント
日本語にはたくさんの外来語、いわゆるカタカナ英語や和製英語が存在しています。
日常生活の中で頻繁に使用されるので、つい英単語のつもりでネイティブとの会話にも使ってしまいますが、実際にはネイティブにはまったく意味の通じない言葉も数多くあります。
このコーナーでは、トーク・アベニュー英会話講師のJoel Liptonが、日本での生活と4年間の英会話講師経験を通して気付いた「外国人に話しても通じない日本語英語」を紹介します。
英語を学ばれる方々の参考にしていただければ幸いです。
トーク・アベニュー教育研究室
Contributed by Joel Lipton
Joelから英会話を学ぶ方へのメッセージ
日本人の英語話者は、”間違った初心者”として知られています。
日本では、さまざまなメディアで人々は英語に触れています。例えば「OK」「バイバイ」「ケースバイケース」などは、日常生活ににすっかりなじんだフレーズです。
これらの言葉は日本語での会話では問題なく通用しますが、ネイティブスピーカーにとっては奇妙に感じられたり、混乱をきたす原因。こうした「日本語英語」の単語やフレーズを見て行きましょう。
Many Japanese English speakers are known as “false beginners”. In Japan, people are exposed to English everyday in various forms of media. Many English phrases or words such as “O.K.”, “bye bye”, or “case by case” have made their way into everyday speech. While these words make perfect sense in Japanese conversation, to native speakers they might seem strange or cause considerable amounts of confusion. Let’s take a look at a few of these “Japanese English” words and phrases:
通じない日本語英語(10)コンセント
In Japanese this word is used to refer to an electrical outlet or socket, where appliances can be plugged in. In English this word means approval or acceptance.
Incorrect usage:
Where is the consent in this room?
Instead: Where is the outlet/socket in this room?
Correct usage:
I will not proceed with the business deal without my boss’s consent.
You will need to sign this consent form before the hospital will treat you.
解説
In Japanese this word is used to refer to an electrical outlet or socket, where appliances can be plugged in. In English this word means approval or acceptance.
日本で使われるコンセントは、電気器具の差し込み口を意味しますが、英語ではapproval 承認、同意、acceptance 受諾、受け取りという意味になってしまいます。コンセントと言いたいときは、下の例にあるように outletか socketを使いましょう。
Incorrect usage:
Where is the consent in this room?
Instead:
Where is the outlet/socket in this room?
英語のconsentの正しい用法としては
Correct usage:
I will not proceed with the business deal without my boss’s consent.(上司の同意がなければ、私はこの取引を進めません)
You will need to sign this consent form before the hospital will treat you. (病院で治療してもらう前に、あなたはこの同意書に署名する必要があります)
ここで consentの面白い用法を見つけました。
The age of consent 結婚が法律上正式に認められる年齢です。日本では何歳からでしょうか?幾ら結婚は両性の同意のみで成立するといっても、余りに若過ぎると法的効力はないのですね。
