ネイティブが教える英語口語表現(75)口だけの評論家
「これって英語で何て言うんだろう?」
英語を話そうとして、ふとそんな疑問がわくことは多いのではないでしょうか。このコラムでは、ネイティブがビジネスシーンでよく使う言い回しやフレーズを紹介していきます。
難しい英単語を覚えるより、すでに知っている単語を使った言い回しを覚えて、より自然な英語表現と語彙を身に着けましょう。
armchair quarterback 口だけの評論家
※ an armchair quarterback is someone who criticizes the work of others, even though they themselves have no real experience doing said work.
※ an armchair quarterback とは、自分では何の経験もないのに、他人のやることを批判する人。quarterbackは、もちろんアメフトのクォーターバックです。
例文
- All of the armchair quarterbacks in the crowd think that they could have played the game better.
- We don’t want armchair quarterbacks in this company, so you are advised to focus on solving problems that you are qualified to solve.
1. 群衆の中にいた口先だけの評論家は、皆、もっとうまい試合運びができると思っている。
2. この会社に口先人間は要らない。だから君たちは問題解決に集中するよう求められている。
※ Monday morning quarterback となると、週末に行われたアメフトの試合を新聞で読んで、またはテレビ観戦して試合内容を評論する人を言います。終わってからなら、どんな批評でもできますからね。似た言葉でarmchair detective は、現場捜査をせず、書斎の肘掛け椅子に座ったまま情報を分析し、いながらにして難しい事件を解決してしまう探偵のことを言います。
余談ですが、米国でのアメフト人気は国民的ですね。Super Bowlの翌日の月曜日はphone in sick(病欠の電話)が鳴りやまず、その日はpublic holidayにしたらという意見も多いとか、驚きです。